コスモ石油エコカード基金は、コスモ・ザ・カード・オーパス「エコ」、コスモ・ザ・カード・ハウス「エコ」のお客様から毎年お預かりする500円とコスモ石油グループからの寄付金を、環境保全活動を行うNPOなどに寄付することで、その活動をサポートしています。

活動報告書2010アンケート〆切まであとわずか!!※〆切りました

コスモ石油エコカード基金活動報告書2010アンケートの受付を8月31日をもって〆切らせていただきました。
たくさんのご応募誠にありがとうございました。
エコカード会員のみなさまからエコカード基金での活動への温かいご意見をたくさん頂戴いたしました。本当にありがとうございました。

今回のアンケートは、お答えいただいたエコカード会員のみなさまのなかから抽選で100名の方にプレゼントがあります。

厳正なる抽選の上、当選された方には発送させていただきます。
(当選の発表は、発送をもってかえさせて頂きます。ご了承ください。)


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(2010年8月27日掲載)

今回から活動報告書に同封してアンケートの回答をお願いしていますが、
アンケート〆切(8月31日)が迫ってきました。

アンケートにお答えいただきましたエコカード会員のみなさまには、
抽選で100名の方に支援先のひとつである「さとやま学校」の成果物「紫米」「雑穀米」を
プレゼントします。

ご応募お待ちしております。

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「シルクロード緑化」 中国からベストパートナーとして表彰されました(2010/7)

 2002年度から活動を開始しております「シルクロード緑化」プロジェクトに対して、中国の中国緑化基金会と中国人口福利基金会から、2009年ベストパートナーとしてコスモ石油が表彰されました。

            

 9年目を迎えるこのプロジェクトへの認知と理解が現地にも広まり、今回の表彰につながりました。これまでエコカード基金を支えていただきましたエコカード会員に皆さまに心から感謝申し上げます。

「野口健環境学校」@佐渡 現地視察(2010/07/28-29)

 今回は、新潟県の佐渡で行われた「野口健環境学校」を視察してきましたのでエコカード会員のみなさまへご報告したいと思います。


今回の「野口健環境学校」の舞台となった佐渡は、新潟県沖の日本海に浮かぶ島。
新潟港から約2時間半ほどフェリーに乗ると到着します。

                        
             ※フェリーからみた佐渡島

「佐渡と言えば、何を思い浮かべますか?」と聞けば、多くの人が「トキ」と答えるのではないでしょうか。

確かに、新潟には「トキ」にまつわるものがたくさん。

東京−新潟を走る上越新幹線は、「Maxとき」。新潟港には、天井にトキの人形がぶら下がってます。
             
             ※新潟港にて

そして、今回の環境学校はこの佐渡の自然と「トキ」を題材に環境について学ぶというものです。


<主な日程>

7月28日 アイスブレイク、ドンデン山をナイトハイク
7月29日 トキの森公園などを巡り、トキの生態について学ぶ
       その後、農作業
7月30日 ふりかえり

この日程を見た方は、「なんで佐渡へ来たのに農作業?」と思われるかもしれません。
その答えは、後ほど。。。(読み進めていただくと答えがわかります)


それではまずは、1日目。

今回の参加者は、20名の中学生。
お互い会うのは初めてで、ちょっと緊張気味でしたが、アイスブレイクをきっかけに徐々に打ち解けていきます。
この2泊3日を一緒に過ごす仲間として、そして夜のドンデン山の登山に向けて、コミュニケーションをとっていきます。
                           
              ※アイスブレイクの様子

夕方からは、晩御飯の食材を購入し、いざドンテン山へ出発です。

アオネバ登山口からドンデン山荘まで約4辧およそ三時間の道のりです。

夜の登山は、昼に比べて段差に気付きにくなど、危険度が高まりますが、子どもたちはアイスブレイクでスタッフから教わった「声かけ」を実践して危険を回避していきます。

「ここ、段差があるよ。気をつけて!」

前にいる子供たちから、最後尾にいる私まで順々に伝言されてきた声に、私は何度も助けられました。

また、ナイトハイクだからこそ出会える自然もあります。

道中では、”ホタル”を見つけたり、ヘッドライトに寄ってくる虫と闘ったりと、子どもたちは思い思いに佐渡の自然を感じていました。



                               
そして、ようやくドンデン山荘到着。
みんなで助け合って、誰一人怪我もなく登りきることができました。

                       
                        ※次の日の朝、ドンデン山山頂から見る両津港


2日目。

午前中は、トキの森公園をはじめとして、トキの関連施設でトキの生態について勉強しました。

トキは、学名を「ニッポニアニッポン」と言い、日本という単語が2回も使われているまさに日本を象徴するような名前がつけられています。
(ちなみに、このような名前から国鳥と間違えられやすいのですが、国鳥はキジです)

体長は約75cm。
くちばしは黒くて長く、翼は朱鷺色と呼ばれる独特の淡橙赤色。

トキは、江戸時代後半までは日本各地に生息していましたが、美しい羽根を狙って乱獲されてしまいました。
その後、日本の近代化、工業化が進む中で、トキが生息できる自然が破壊されていきました。

1981年、佐渡にいた最後の5羽を絶滅から救うために保護し、人工繁殖などを進めていき、現在では約200羽(2010年6月現在)のトキが日本にいるまでになったそうです。

初めてトキを見る子どもたちも多く、トキの説明をしてくれたトキの森公園の方の話を熱心に聞いていました。

             


そして午後は、田んぼで農作業です。

今回は、草刈り。田んぼにはえた雑草をきれいにします。
田んぼで農作業というと、田植えや稲刈りをしたことのある子どもたちもいましたが、草刈りは初めて。
農作業にとって、もっとも重労働と言われていますが、とっても重要なことでもあります。

「草刈りが大変なら、農薬を使えばいいじゃない?」と思われる方もいるかもしれません。
でも、ここがポイント。

トキは、タニシやサワガニ、カエルなど水辺に生息する小動物を餌にします。
でも、どんなに多くの餌があったとしてもあまり深い水の中に餌がいると捕ることができないのです。
水深が浅く、タニシやカエル、ドジョウなどが住んでいるところ。。。
そうです、それが「田んぼ」なのです。

子どもたちが農作業をした田んぼも農薬の使用量を減らしたものだったので、雑草がいっぱいはえていました。

稲を引っこ抜かないように草をかき分けながら、雑草を抜いていきます。




必死に草取りをしてふと顔をあげると、いろんな虫が田んぼにいることが分かります。

               


ここで私は、東京に戻らなくてはいけない時間になってしまったため、佐渡の地を後にすることになりましたが、子どもたちが今回の活動を通じて、どんなことを感じてくれたのだろうかと考えながら東京へ戻ってきました。

近日中には、野口健環境学校HPに子どもたちの感想が掲載されるので、みなさまにもぜひご覧いただければと思います。

今回参加した子どもたちが、どんなことを感じ、そして日常生活に戻ってから、自分の言葉でどんな環境メッセージを発信し、環境に対してどんな行動をとるようになるのでしょうか。

今回の活動を通じて、子どもたちは十人十色、私たち大人が思いつかないような発見や感動があったことでしょう。

活動の直後だけでなく、彼らが大人になったとき、彼らが子どもを持つ年齢になったとき・・・
ふとした瞬間に今回の環境活動で学んだことを思い出し、行動できる大人になってくれることを願ってやみません。

レポーター:事務局 冨手

「秦嶺山脈 森林・生態系回復」現地視察(2010/7/7〜9)

您好! (ニンハオ!)
エコカード会員の皆さま、ご存知と存じますが中国語で「こんにちは!」です。

7月上旬、エコカード基金の松村理事長と事務局員で、「秦嶺山脈 森林・生態系回復プロジェクト」(中国・陝西省)の植林現場を訪問し活動内容を視察してまいりました。
会員の皆さまへ現地の活動内容をご報告申し上げます。

まず、当プロジェクトの概要を説明します。
20世紀後半の著しい森林伐採(40万ha)のつめ跡が残る秦嶺山脈にて、CO2吸収源であり、キンシコウ・ジャイアントパンダ等の野生動物の生息地域である「森林」を回復し、元来の豊かな「生態系」を蘇らせることを目指し、森林伐採により、生態系を最も破壊している森林分断道路(総延長1,940km、約87,416ha) の植林を2005年度よりスタートしました。

         
     ※2005年当時の廃棄道路の様子

森林廃棄道路により、キンシコウ・ジャイアントパンダ等の野生動物の生息地域が分断され、それにより種の血統が濃くなり生態系に大きな影響をおよぼし絶滅の危機に有ります。特に、キンシコウは海抜1,600m以上の森林で高い木々を移動するために道路が有る事により、生息範囲が完全に分断されているそうです。

         

         
     ※秦嶺山脈のキンシコウ (提供:西北大学)

では、今回の視察について、
7日一日かけて成田→西安(中国・陝西省)への移動となりました。
8日、西北大学生命科学学院に於いて 李教授より以下の通りご説明とご報告を頂きました。
  
     
     ※西北大学にて、プレゼンテーションを受けている様子

近年、中国政府・環境省も環境問題について、大変に関心を示しています。
陝西省の政府関係者および、一般の人々も、植林の大切さ必要性、森林・自然保護の重要性を強く意識し始めています。エコカード基金の支援による「秦嶺山脈 森林・生態系回復プロジェクト」に大きな関心を頂いています。


いままでの活動内容と、本年度の予定
2009年度までに、80km 49,000本の植林を行いました。
2010年度は、12km 9,500本の植林を行う予定です。

     
     ※西北大学作成の大学とエコカード基金の横断幕

キンシコウの個体数は、ここ2〜3年増減なく横ばいです。これは現状の森林状態から顧慮すると、生物学的には良い事で、植林の成果が出ていると考えられるそうです。
少しずつですが環境改善されています。今後ともエコカード基金の会員皆さまの支援に感謝し、エコカード基金の理念を継承しながら活動を進めていきます。


西北大学生命科学学院 学院長 孫   勇(共産党書記長)より
長年に渡り、コスモ石油エコカード基金から西北大学の秦嶺山脈の植林プロジェクトに対して、ご支援頂いてありがとうございます。改めて西北大学代表として厚く御礼申し上げます。
秦嶺山脈は、中国にとって非常に重要な分水嶺であり、植物と動物の多様性におきましても、非常に重要な位置があります。
一外国エネルギー企業として、中国の環境事業に5年間渡りご支援を続けることに対して、たいへん感銘を受けております。エコカード基金会員の皆さまに感謝の気持ちを表します。


松村理事長より
昨年、エコカード基金の理事長に就任致しました。中国・西安を訪問させて頂き、大変嬉しく思います。本日、西北大学生命科学学院におきまして、秦嶺山脈の植林プロジェクトの報告会を開催頂き、李保国先生から素晴らしい活動報告をいただき、大変感銘を受けました。
これは、李先生をはじめ、学生及びご在席の皆様のサポートがあったこその結果です。改めて西北大学および植林に参加して頂いている学生、現地の農家の皆さまの強い熱意に感謝申し上げます。コスモ石油およびエコカード基金代表として、この5年間の皆さまの活動に対して、改めて感謝申し上げます。

      
     ※松村理事長、ご挨拶の様子 (西北大学に於いて)    

9日、秦嶺山脈の植林現場へ
当日は、陝西省にしては珍しく前日からの雨の中、ホテルを車で出発、片道約3時間の雨が上がることを願いながらの移動です。照る照る坊主を昨夜、作ったのですが・・・日本風では中国の空には効き目が無い様です(涙)

     
    
現在、植林現場である秦嶺山脈は、中国政府の保護区となっています。保護区の入口はゲートがあり公安の人が、人・車の出入りをチェックしていました。保護区内の住民以外は当局の許可証がないと入山できません。ちょっと!緊張しました。

       
      ※保護区の入口ゲート     

保護区からの植林現場までの車窓は、先に行くにつれ景色が一段と綺麗になっていくのがよくわかります。雨のせいか?まるで水墨画のようにな秦嶺山脈の山々が幻想的です。
時々、民家を見る事は有りますが、家と家の間隔がとても離れているので、秘境の一軒屋と言った風情で都会の喧騒を忘れます。
       
      

      

       

保護区ゲートより悪路を約1時間強、植林現場に到着です。雨足は麓より強くなり足元があまり良くありません。

本年度の植林現場へ
こんな山奥まで廃棄道路があることに、ビックリです!
植林用の樹木は、松・柳・ポプラ等で、もともと地元に生育している樹木で、高さは2m以上(雑草が1.5m近くになるため、それより低いと枯れてしまいます)のものを植林します。樹木は植林する場所より標高の高いところの樹木と、低い場所の樹木を交互に植えます。低いところの樹木だけでは活着率が悪いそうです。

植林方法は、廃棄道路幅6〜8mに10〜20mおきに植林する場所、植林しない場所と交互に植林を行います。植林する10〜20m中には2m間隔で行います。

         
       ※雨が強く植林作業ができず、2009年4月に撮影した植林後の様子  

昨年までの活着率(注)は90%強と、驚異的な数字です。理由を伺うと、植林場所については、地元の農家に維持管路を委託しているそうです。

 注)活着率:移植・植林などした植物が、根ずいて成長することのできた割合。

下記の写真のように、植林後の樹木に沢から水を汲ん出来て、水を与えているのです。これが、驚異の活着率の要因です。
地元の農家の皆さま、本当にありがとうございます。謝謝!!(シエシエ!) 日本語で、ありがとう!

       
       ※谷間の沢より樹木用の水を、くみ上げている様子(2009年4月撮影)

足元の悪い中、カッパに傘をさしながら、登山をすること約30分!2010年4月植林現場に到着。植林活動内容を視察をしました。雨が多いためか?植林した樹木は、とても元気でした。こんなに傾斜のある斜面での作業は大変でしたでしょう!と、思いをはせたしだいです。
ちなみに、この地方で、この時期こんなに雨が降ることは大変に珍しいと言うことです。

一段と雨足がひどくなり、本日植林予定の場所まで行く事は出来ませんでした。
松村理事長から、「残念!」の一言。私は思わず天を仰ぎました(涙)、でも下山を決定する事も大きな勇気だと思いました。

レポーター:事務局(大谷)

「シルクロード緑化」現地視察(2010/7/6〜9)

「内モンゴル」を後にした私は、次なる視察地である「シルクロード緑化」プロジェクトが行われている、甘粛省の通渭(トンウェイ)に向かいました。      ⇒⇒⇒「内モンゴル」での視察の様子はこちら

この地域は黄土高原と呼ばれており、同じ沙漠と言っても内モンゴルとはまた様子が違います。
山脈が長年の伐採により、いわゆる「禿げ山」となり、地滑りや黄砂を引き起こしているという事です。
われわれの活動は、この地にも同じくサジーを植林し、緑化する事で環境問題を改善するると共に、地元の農民の生活の向上を図っていこうというものです。

         

       

まず初日、蘭州空港に降り立った私は、NPO2050の北谷理事長ご夫妻と合流し、空港近くの中川にある苗木基地を訪れました。
この基地の規模は広大で、約600万本の苗木を育てています。われわれのプロジェクト先の植林場所(通渭)に今年は、10〜12万本の植林をする予定です。

       

       

苗木の育成には地元農民の人々を何十人も雇い、約3年間この基地で苗木をある程度の大きさに育てた後に、ここから約300km〜400km離れた通渭県の山に本格的に植林をしていくというものです。

現在も苗木の育成は順調ですが、今年はコスモ石油が提供しているALA入り肥料を使い、この基地で育てる苗木を更に強固なものにして、植林後の活着率を上げていこうと考えています。
現在ALA入り肥料の効果を比較実験中であり、その結果が楽しみだと、現地総責任者のスーさん(写真:2人目の男性)がおっしゃっていました。

       

       

苗木基地での成果に満足したわれわれは、この日の夜、省や市の政府関係者とミーティングを行い、われわれのプロジェクトの目的を再確認すると共に、今後の計画について夜遅くまで意見交換を行いました。
途中政府関係者の口から、何度もエコカード基金支援には心から感謝しているとの発言があり、われわれの活動が中国の人々に十分理解され、また評価されていることを確認いたしました。


一夜明け翌日の早朝、われわれはいよいよ植林現場である通渭へと向かいました。
約300km離れた通渭へは高速道路を使い、車で移動をしました。
道路は良く整備されており、中国の経済発展の一部を垣間見る思いがしました。

われわれはその日の午後を含め、3日間にわたり通渭において5地区(約10ヶ所)の植林現場を視察し、いずれの地区においても植林後順調にサジーが育っている事を確認し関係者と共に喜びました。(活着率は最低でも70%以上でした)

       

       

途中われわれは地元農民の家を訪ね、その収入や生活ぶりについてお聞きしました。農民のお話では、その村の全ての農家では、夫は都市部に出稼ぎに行き、女性が家を守り、農業を続ける生活をしているとの事でした。
このような状況においても、一家族当たりの平均年収は15万円程度であり、厳しい現実を知りました。

       

       

われわれは、農民の人々の手を借りてこの地域にサジーを植林する事で、環境を改善すると共に、そこからの収入が少しでも地元農民の方々の生活の支えになるように、この活動を続けていることを伝え、活動の目的を知ってもらう事が出来ました。

中国の農民たちは貧しいながらもはるばる日本から来たお客さんのために、精一杯の歓待をしてくれます。この日も彼らにとっては高価であろうスイカをわざわざ買ってくれ、地元独特の蒸しパンのようなものと一緒に出してくれて、食べろ食べとと一生懸命に勧めてくれました。私はその時のスイカの甘さが、格別のものに 感じました。

われわれは最後日に蘭州市内に戻り、初日とは別の政府関係者も交え、再び活動についての意見交換を行いました。

中国では何かの活動を行う際には、中央政府、省、市、県レベルの理解と協力が必要となります。
われわれは今回の訪問で多くの関係者の方々とお会いし、彼らの環境に対する意識の高さと、エコカード基金への理解の深さをあらためて知り、今後われわれの活動が順調に進むことを確信いたしました。


       

日本はいろいろな問題を抱えているとはいえ、今では経済的に豊かになった事は明らかだと思います。
では一歩国外に出て、お隣の中国の事情はと言えば、今でも環境破壊が進んでおり、その修復が必要な状況です。
人々の暮らしは都市部では豊かになったとはいえ、地方に行くとまだまだ貧しく、勉強をしたくてもお金が無いため学校に行けない人、仕事をしたくても仕事が無いため職に就けない人が大勢います。

                

私は今回の活動現場の視察を通しこのような事実を、実際に自分の目で見てきた事で、エコカード基金の支援の重要性と必要性を強く感じました。

最後に、エコカード基金の会員の皆さまのご理解とご協力にあらためてお礼を申し上げると共に、今後とも温かいご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
この事務局レポートを通して、少しでもわれわれの活動をご理解頂ければ幸いに存じます。

レポーター:事務局理事 富沢

「内モンゴル緑化」現地視察(2010/7/4〜5)

エコカード会員の皆さま ‘‘センべノー!!‘‘
これはモンゴル語で「こんにちは!!」という意味です。
 
7月の初旬に、私はエコカード基金の事務局代表として、「内モンゴル緑化プロジェクト」の活動現場を訪れ、活動内容を視察してまいりましたので、このコーナーを通じて、会員の皆さまに現地の状況をご報告したいと思います。
 
さて今回私は1.内モンゴルにおける沙漠化の実態把握 2.中学校に設置したサジーの苗木基地の視察 3.現地中学生への環境教育の現場に立ち会う、という3つの目的で現地を訪問しました。
 
本題に入る前に、ここで少しモンゴルの歴史についてお話をさせて頂きたいと思います。
われわれはモンゴルというと、真っ先に横綱の白鵬関の出身国である「モンゴル国」を思い浮かべますが、われわれのプロジェクトが実施されている場所は、中国国内の「内モンゴル自治区」になります。
 
モンゴルは、第二次世界大戦前はひとつの国でしたが、大戦後は3つに分かれ、白鵬関の出身国である「モンゴル国」、われわれの活動場所である「内モンゴル自治区」、更には現在のロシア領土内の「ブリヤート共和国」となりました。

さて本題に戻りますが、
初日に活動現場に着いての第一印象ですが、内モンゴルにおける環境破壊、すなわち沙漠化現象は想像以上に酷く、見渡す限り平坦な砂地が何百キロも地平線の先まで続いているという状況で
す。
 
             

      

現地出身の方のお話では、もともとこの地域は沙漠ではなく、樹木が生い茂り緑豊かな地域でしたが、1960年から70年代にかけて、伐採、農業開発による地下水利用、放牧が過度に行われた結果、今では当該地域の約8割が沙漠になってしまい、更には毎年7万haの沙漠化が進んでいるという、深刻な環境問題を抱えて いるとの事でした。
 
この環境破壊はわれわれ日本にも影響があります。
新たに沙漠化した地域の砂の粒子は非常に細かく、まるでベージュ色の小麦粉のようです。毎年春にはこれが黄砂として偏西風に乗って、3日〜4日で日本まで飛来し、悪影響をもたらしているという訳です。

             

さて現地における事態はもっと深刻です。
内モンゴルでは春になると黄砂が吹き荒れ、病院は黄砂による喘息や気管支炎の患者であふれかえるという事です。
時には呼吸困難で何十人もの死者が出るとの事なので、なんとかしてこの沙漠化現象をくい止めなければいけないという事になります。
 
またわれわれの活動場所であるこの地域は、世界銀行の定める貧困ライン(年収3万円)以下の収入で、その生活ぶりは想像以上に貧しく厳しいものです。

      

           

これら2つの問題を少しでも解消する意味で、われわれはプロジェクトパートナーと共に、経済価値の高いサジーを植林しております。
サジーとは、グミ科の一種であり、その実は、漢方薬や化粧品の原料として高く売ることが出来ます。
 
具体的には、現地の中学校にサジーの苗木基地を作り、中学生がその基地で苗木を育て、それを題材に中学生に環境教育を実施します。
次に3年ほど育てたサジーを本格的に沙漠に植林していきますが、その際に現地住民を巻き込み植林を行います。
サジーを植林することにより、沙漠化を防止すると同時に、サジーの実を販売することで、現地住民の収入増を図り、生活を少しでも改善してもらおうという訳です。
 
二日目にわれわれは通遼市にある「百興図(バイシントウ)中学」を訪れました。
この日は夏休みにも関わらず、男女12名の中学生が登校してきて、われわれを出迎えてくれました。

           

われわれは午前中、中学生と一緒にサジーを苗木基地に植えました。
中学生達は35度もの暑さの中、汗を流しながらサジーの苗木を一本一本丁寧に植えてくれました。

      

      

お昼になり、日本から持参した、「カレーライス」と「のり巻き」の材料を使い、昼食の準備を中学生と一緒に行いました。
彼らにとって日本の「のり巻き」をもちろんの事、「カレー」を見るのも食べるのも初めての事であり、大騒ぎをしながら一緒に準備をして、とても楽しい昼食をとりました。

      

      

午後になり、われわれはコスモ石油およびエコカード基金の支援で作成した教材を使い、中学生たちに環境教育を行いました。
中学生たちは熱心に話を聞いてくれました。環境教育を受けている時の中学生たちの真剣な「まなざし」は非常に印象的であり、われわれの心を強く打つものがありました。

      

      

      

この後、お別れ言い中学校を後にしたわけですが、二日間にわたる活動現場の訪問を通して、私はエコカード基金の支援金が有効に使われ、プロジェクトが順調に進んでいることを確認しました。
 
あのキラキラした純粋な眼をした中学生たちが、環境の大切さを学び、将来の内モンゴルを担う大人になっていくれることを私は願って止みません。
われわれの支援がその手助けになれば幸いである思いました。
 
エコカード会員の皆さまのご理解とご協力に感謝すると共に、今後もご支援を頂ければ幸いと存じます。

      

最後に‘‘バイシテ‘‘
これはモンゴル語で「さようなら」という意味です。
われわれ日本人は「バイ(バイ)して」と覚えれば簡単ですね(笑)。
 
P.S. 日本と内モンゴル関係者の皆さまの熱意と努力に敬意を表すると共に、
    今回の訪問に際して多大なるご協力を頂戴したことに感謝致します。
   ‘‘バイルラー‘‘(ありがとうございました。)

レポーター:事務局理事(富沢)

南太平洋諸国支援@ツバル 現地視察(2010/2/25〜3/1)

南太平洋にあるツバルは、面積が約26平方キロメートル(東京都の新島とほぼ同じ面積)、人口約1万人の珊瑚島です。島の最も高い場所でも海抜5メートル未満しかなく、ツバルの方々は地球温暖化の影響と言われている海面上昇を深刻な問題と捉えております。

                    


コスモ石油エコカード基金では、海面上昇による海岸浸食からツバルの方々を守る為のマングローブ植林や、自給自足の生活から輸入品への依存を余儀なくされたことにより生じたゴミ問題の啓発活動に対して支援してきました。

今回、現地にて支援状況を確認してきましたので、報告致します。


<雨水タンク>

ツバルでは井戸水に海水が流入し、現在では飲料水を含む生活用水は雨水に依存していると言っても過言ではありません。

当基金では、既設のコンクリート製雨水タンクのうち、ひびが入ってしまい、活用されていなかった雨水タンクを2007年度に補修しており、実際に補修した雨水タンクが活用されている事を確認致しました。

                   
                    ※コスモ石油エコカード基金で補修した雨水タンク

乾期には水不足に悩まされていたのですが、雨水タンクの復旧により比較的安定的に雨水を得る事ができるようになった為、住民の方々には大変感謝して頂いております。


<マングローブ植林>

ツバルでの海岸浸食は深刻で、島の至る所でその影響を確認する事ができます。

この問題解決策の一つとして、当基金ではマングローブ植林を支援しております。

今回、首都フナフチ近郊のマングローブ林から種子を採取し、現地の方々と共に当基金の植林サイトである、フナファーラにて約300本のマングローブを植林致しました。

また今まで当基金にて植林したマングローブが順調に成長している事も確認し、2007年度に植林したマングローブは約60センチメートルに成長しておりました。

          

          

植林する場所は砂地で土壌が痩せているため、成長は遅いのですが、植林したマングローブが林となり、海岸浸食を防いでくれることを期待しております。

<廃棄物管理>

ツバルでは、かつては首都フナフチでも自給自足の生活を営み、ココナッツやタロ芋などを栽培しておりました。しかし、海面上昇に伴い地盤に海水がしみ込んだ影響で作物が育たなくなり、食料や飲料水などを輸入するようになりました。特に首都フナフチでは輸入品に頼りきっています。その結果、輸入と共に持ち込まれるプラスチックケースやビニール袋、ペットボトルなどのゴミが深刻な問題となっております。

今回、ゴミ捨て場を視察して来ましたが、石油化学製品だけでなく医療器具も分別なく捨てられておりました。

          
          ※ビニール袋やペットボトルなどのゴミが山積みになっている様子

          
          ※ツバルの小学生によるゴミ分別を訴える劇の上演

もともとツバルでは自然に返るものしか使用していなかった為、プラスチックなどの石油化学製品と自然に返る落ち葉などを分別するという習慣がございません。

滞在中に開催されたフェスティバルでは、ツバルの小学生によるゴミ分別を訴える劇が上演されておりましたが、継続的にゴミに関する啓発活動を行う必要性を感じました。

<終わりに>

ツバルの方々を取り巻く環境が大きく変化しており、現地の方々だけでは、その変化に対応し切れないのが現実です。

持続可能な社会を実現する為には、継続して現地の方々のニーズを把握しながら支援する事が大切であるという事を感じました。

このような支援を継続させるためにも、エコカード基金の皆さまの当基金に対する末永いご支援とご協力を引き続き、よろしくお願い申し上げます。

「コスモ石油エコカード基金活動報告書2010」を発行しました(2010年7月12日)

コスモ石油エコカード基金で2009年度に支援しました12プロジェクトの実施内容をまとめた「コスモ石油エコカード基金活動報告書2010」を、本日発行しました。

                     

今回は、エコカード会員の皆さまから毎年ご寄付いただいている500円/人が、具体的にどのような支援に使われたかを、プロジェクトごとに「500円で○○ができました」等で記載し、わかりやすくお伝えできるように紙面を刷新しています。

全国85,000人のエコカード会員のお客様へ配布するほか、コスモ石油販売株式会社の直営SS約800箇所にも設置いたしますので、コスモ石油のガソリンスタンドへお立ち寄りの際は、ぜひお手にとってご覧ください。

HP(PDF版)でもご覧いただけます↓
http://www.cosmo-oil.co.jp/kankyo/eco/report.html (PCサイトへリンクします)

コスモ石油エコカード基金事務局レポート、始めました(2010年7月12日)

これまでコスモ石油公式HP内で公開しておりました「コスモ石油エコカード基金活動レポート」が、装いも新たに「コスモ石油エコカード基金事務局レポート」としてスタートしました。

このサイトでは、エコカード会員の皆さまからお預かりした寄付金が、現地での環境活動にどのように役立っているのかを、事務局員が実際に活動が行われている現地に赴き、見て、聞いて、体験して、感じたプロジェクトの「いま」を事務局レポートとしてお伝えしていきます。

活動概要(さとやま学校)

日本人にとって身近な自然「里山」の保全・再生と、次世代を担う人材の育成を目的に、長野県飯綱町の耕作放棄地を活用し、農業教育プログラム「さとやま学校」を提供しています。飯綱町の農家が苗を提供、学校にある田んぼに子どもたちが自らの手でお米をつくり、農家が出張授業を行うことで、食農や環境への意識の向上をめざします。また、雑穀栽培や農村都市交流ツアーなどの活動も行っています。

支援開始:2003年度〜
プロジェクトパートナー:NPO法人 APSD

※詳細は、コスモ石油エコカード基金HPをご覧ください↓
http://www.cosmo-oil.co.jp/kankyo/eco/pro_satoyama.html (PCサイトへリンクします)

              さとやま学校_5.JPG


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