コスモ石油エコカード基金は、コスモ・ザ・カード・オーパス「エコ」、コスモ・ザ・カード・ハウス「エコ」のお客様から毎年お預かりする500円とコスモ石油グループからの寄付金を、環境保全活動を行うNPOなどに寄付することで、その活動をサポートしています。

本日、エコカード基金活動報告書2011を発行しました(2011/7/15)

 コスモ石油エコカード基金で2010年度に支援しました11プロジェクトの実施内容をまとめた「コスモ石油エコカード基金活動報告書2011」を、本日発行しました。

日頃、エコカード基金をご支援いただいております全国の会員の皆様をはじめ、コスモ石油販売株式会社の直営SS約1,000箇所にも設置いたしますので、コスモ石油のガソリンスタンドへお立ち寄りの際は、ぜひお手にとってご覧ください。(HPからのPDF版をご覧いただけます)


また、本日より、設立10周年企画「種まき塾の里親プロジェクト」と、「プロジェクト体験エコツアー」の参加者を募集致します。

より多くのエコカード会員の皆様のご参加をお待ちしています。


エコカード基金事務局




活動概要(ビオトープ浮島 水辺の生態系回復)

便利で豊かな暮らしの代償として水質汚濁が進む川の下流や湖沼に、浮島型のビオトープを設置することで、水辺の生態系の回復をめざす活動です。

支援開始:2011年度〜
プロジェクトパートナー:NPO法人とよあしはら

活動概要(南太平洋諸国生態系保全)

世界有数の熱帯原生林があり、極楽鳥などの絶滅危惧種が生息する自然豊かな南太平洋諸国において、直面している環境問題の実態把握と生態系保全活動につながる調査研究です。

支援開始:2011年度〜
プロジェクトパートナー:南太平洋生態系保全学術懇談会

活動概要(どんぐりの森里山再生)

里山保全を進めていた地域で山火事が発生し焼失した4ヘクタールの森を、地域住民や地元小学校とともに里山へと再生する活動です。

支援開始:2011年度〜
プロジェクトパートナー:森のライフスタイル研究所

活動概要(ムササビとともに暮らす里山再生)

 戦後のスギ・ヒノキの拡大造林計画や住宅開発により生態系のバランスが崩れてしまった森を整備し、その地域の生態系に合った広葉樹を植林することで、都留市のシンボルであるムササビの生息域の回復をめざす活動です。

支援開始:2011年度〜
プロジェクトパートナー:都留環境フォーラム

森は海の恋人植樹祭に参加しました(2011/6/5)


「はじめは一人一人に想いがあった。
  ひとつのきっかけでそれが繋がっていき、小さな波紋ができ、やがて大きな輪となり、
 ついには人々の想いが実現し、将来の夢や希望へと繋がっていく」




コスモ石油エコカード基金は、会員の皆様の想いと基金としての社会的責任を形にするべく、
東日本大震災後の環境復興支援の一貫としてこの5月にNPO法人「森は海の恋人」への支援を決定しました。

6月5日(日)に、エコカード基金事務局の3人は会員の皆様の代表として、この「森は海の恋人」の象徴的な活動である、「第23回森は海の恋人植樹祭」へ参加をさせて頂きましたので、その様子を会員の皆様にご報告させて頂きます。

われわれは、岩手県のJR一関駅までこの5月に復旧したばかりの東北新幹線で行き、そこからは車で約1時間かけて今回の植樹祭の拠点である「矢越山ひこばえの森交流センター」に植樹祭の前日4日に到着しました。


東北新幹線。「がんばろう日本!がんばろう東北!」


ひこばえの森 交流センター。総会に参加する人が続々と集まっています。


前日の6月4日には、NPO法人「森は海の恋人」の総会とミニ講演が催されました。
「森は海の恋人」の理事長である畠山重篤さんの挨拶の後、副理事長である畠山信さんから、「3月11日に発生した未曾有の自然災害で、三陸海岸も当NPO法人も甚大な被害を受けたが、自然と調和した暮らしができる地域づくりを目的にした環境教育を柱にして、当NPOの事業を継続していきたい。環境教育は教えるものでなく、体験から学ぶものであり、実際に見たり触ったりして学ぶことが大切である。それが未来を担う子どもたちの心身のバランスを養っていくと思う」とのお話しがあり、とても印象的でした。


NPO法人森は海の恋人 副理事長・畠山信さん

総会後のミニ講演会では、北海道大学の白岩先生から、何故三陸沖が世界の3大漁場と呼ばれているかについて、ロシアのアムール川から流れ出た鉄分が東サハリン海流、オホーツク海を経て、親潮となり三陸沖は植物プランクトンが極めて豊富であることがその最大の理由であるという、極めてスケールの大きな驚くべきお話しがあり、あらためて地球規模での環境の大切さを学びました。

森と川と海の関係が環境にとって極めて重要である理由は、こちらをご参照頂ければ幸いです。
⇒http://www.mori-umi.org/base.html


さて翌日6月5日は天気にも恵まれ、大望の植樹祭が実施されました。





当日は朝9時の受付前から、たくさんの参加者が集まり、植樹前から大変な賑わいを見せていました。
開会式冒頭に犠牲者への黙祷があり、そのあと、畠山重篤さんから、「海は怖いけれど海を怨んではいない。われわれは海の豊かさと共に生きてきた、やはり海で生きるしかない。この植樹祭をひとつのバネとして何とか生活をもう一度取り戻したい。今年は復興の足がかりとなる植樹祭にしたい。来年は必ず海の産物を持って来て、この植樹祭に参加したい。」との力強いご挨拶があり、会場から大きな拍手が沸き起こりました。


NPO法人森は海の恋人 理事長・畠山重篤さん

その後約1,200人もの参加者が、被災を受けた人々が勇気を持って以前の生活を取り戻せるよう、
また海の復興を願いながら、一本一本心を込めて、約1,000本の広葉樹の苗木を植樹しました。







この若い苗木が将来大きく育ち、山を豊かにして、その栄養分が川を伝い、海へと流れ込み、
この地域一帯の環境保全に役立つと同時に、被災地の方々や地域の一日も早い復興を願ってやみません。



エコカード基金は今後も「森は海の恋人」とその活動を継続的に支援していく所存です。
会員の皆様のご理解とご支援に対し、こころより感謝申し上げます。

事務局理事:富沢

東日本大震災復興支援として・・・NPO法人「森は海の恋人」へ支援します。

東北地方太平洋沖地震により被災された全ての方々とエコカード基金支援先関係者の皆さまへ心よりお見舞いを申し上げると共に、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

3月11日の東日本大震災直後から、エコカード会員のみなさまから「震災復興のために何かをしたい。エコカード基金として何かできないか」というお問い合わせを多数お寄せいただきました。

そういった中、震災から1カ月後、当基金事務局員も現地に入り、NPO法人「森は海の恋人」の副理事長・畠山信さんにお会し、津波の影響で甚大な被害を受けたという話を聞きました。

本団体とコスモ石油エコカード基金は、2008年度に「学校の環境教育支援」を通じて、気仙沼市にある中学校への環境教育プロジェクトを実施したことがあり、三陸のカキの養殖と森の豊かさの関係性と重要性にいち早く気付き、森への植樹活動や、将来の自然環境を担う子供たちへの環境教育を行ってきた団体です。

◆2008年度 学校の環境教育支援プロジェクト実施時の様子
http://blog.goo.ne.jp/ee_school_2008_4


畠山さんから、

「20年以上前から続けている6月の植樹祭。多くの人が被災しているときだからこそ、東北を元気づけるためにも植樹祭を開催したい。」

「昨年、サマースクール(森は海の恋人が開催している環境教育プログラム)に参加した子どもたちも被災している。子どもたちのためにもこの夏にサマースクールを実施したい。」

という、活動継続への思いを聞き、東日本大震災の復興支援の一つとして、「環境」という視点から、地震と津波により甚大な被害を受けた宮城県・気仙沼市で活動するNPO法人「森は海の恋人」へ支援することに決定しました。




6月5日(日)には、岩手県一関市において植樹祭を開催します。

エコカード会員の皆さまの思いとともに、東北地方の一日も早く復興を願いつつ、エコカード基金はNPO法人「森は海の恋人」を支援していきたいと思います。

これからも皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

事務局:冨手

南太平洋諸国(キリバス) 現地視察(2011/2/1-3)

エコカード会員の皆さま、「マウリ!!」
これはキリバス語で「こんにちは」という意味です。
 
さて今回わたくしは、南太平洋諸国支援の一つである、キリバスにおけるマングローブ植林プロジェクトの現地視察に行って参りましたので、現地の様子をご報告させて頂きます。
 
まず最初にキリバス共和国について少し説明をさせて頂きます。
キリバスは南太平洋のほぼ真ん中に位置し、東西約3,200km、南北800kmという広大な海域に、ギルバート諸島、ライン諸島、フェニックス諸島を中心にした大小33の島々から成る国です。総人口は約10万人で、近くのツバル同様、地球で最初に沈む島と言われております。
さて、私が今回訪れた島は、タラワ環礁という約4万人の人が住む、政治・経済の中心となっている珊瑚礁で出来た島です。この島の国土の幅は狭い所は100mぐらいしかなく、私たちが住んでいる日本からは想像も出来ないような環境の国です。

           

          

話しを戻します。私は韓国の仁川空港でプロジェクトパートナーであるISME(国際マングローブ生態協会)の馬場先生や会員の方々と合流し、フィジー経由でキリバスへ向かいました。
キリバス国際空港へ到着してまず驚いたのは、国際空港と言ってもバラックの建物のような空港で、多くの子どもたちが出迎えてくれた事です。
後で知ったのですが、飛行機は週に2便しかなく、滑走路へは出入り自由で、普段は子どもたちの遊び場になっているそうです。飛行機が着陸する少し前になるとサイレンが鳴り、子どもたちはその場から逃げて、今度は飛行機が着陸する所を見物して、外国からのお客さんを温かく出迎えてくれるという事でした。

          
 
空はぬけるように青く、海はエメラルドグリーン、人々はみな親切で、特に子どもは人懐っこく、カメラを向けるとみんなニッコリとポーズをとってくれます。
 
          

          
 
一方、環境問題は想像以上に深刻で、波の浸食で国土が年々削られ、海岸沿いのヤシの木がバタバタと倒れている状況で、波が民家のすぐ側までせまっている場所もありました。この島には高い山などが無く、島の中で一番高い場所でも海抜3mという事で、「世界で最初に沈む島」という表現も決してオーバーではないと感じました。
 
          

          

          

          

          
 
一つの原因は地球温暖化による海水の上昇とも言われていますが、もともと海岸沿いに生えていたマングローブを、家の材料にする為に、ここ何十年かで大量に伐採した事も直接的な原因と言われています。
 
エコカード基金では2005年から、地元のボランティアの方々や小学校の生徒たちと共に、波の浸食の酷い所から、海岸沿いに累計約4万本のマングローブの植林を行ってきました。
最初に植林した空港近くの場所では、マングローブの高さが既に人間の背丈の倍ぐらいにまで成長し、自然の防波堤の役割をしっかりと果たしてくれていました。
 
           

さて、今回われわれはボンリキという場所に、地元の教会のボランティア約20人の人たちと一緒に2,200本のマングローブを植林しました。
ボランティアの人たちは10代の女性が多く、気温30℃以上の暑い中でしたが、ワイワイと大騒ぎをしながら楽しく植林をしました。
翌週はISMEの方々が中心になり、地元の小学生70人と共に、3,000本のマングローブをまた別の場所に植える事になっています。
 
          

          
 
          

                                       

植林を終えた日の夕方、われわれにとってうれしいサプライズがありました。
光栄なことに、大統領がわれわれの来訪を知り、官邸に招待して夕食会を開催して頂けるとの事でした。
夕食会の席で大統領から、キリバスがいま直面している深刻な環境問題をもっと世界の人に知ってもらいたい、またエコカード基金の長年に亘るキリバスへの支援に対する感謝のコメントを頂きました。
わたくしはエコカード基金を代表して、まずこの基金は会員の方々の「善意」によって成り立っている事、われわれが出来る事は小さいかもしれないが、世界の各地でこのような環境支援を続ける事で、一人でも多くの人々が環境の大切に気づいてもらい、何らかの行動を起こしてもらう事を願いながら、環境支援を行っている旨のスピーチをさせて頂きました。
 
私は、夕食会の翌日の朝早くこの国をあとにして帰路についたわけですが、帰りの飛行機の中、空の上からこの国を眺め、この美しい国と温かい人々の生活を守る為に、エコカード基金が役に立っていることをあらためて思い起こし、エコカード基金の会員の皆さまへの感謝の気持ちを新たにしました。
 
会員の皆さまの「善意」は、日本から遠く離れたこのキリバスの地で有効に使われている事をご報告すると共に、今後とも皆さまのご理解とご協力をお願いする事でこのレポートを終了させていただきます。

           

           

           

レポーター:事務局理事 富沢

熱帯雨林保全(PNG) エコテックセンター新所長が来社しました(2011/2/24)

『熱帯雨林保全(PNG)』プロジェクトの活動拠点となっておりますオイスカエコテックセンター(OISCA Rabaul Eco-Tech Training Centre)のフランシス新所長が、来社されました。

エコテックセンターでは、これまで日本人が所長を務めていましたが、定置型農業の技術普及を進めつつ現地のリーダーの育成にも力を入れた結果、今年2月より現地のパプアニューギニア人が所長に就任し、センターを運営することになりました。

フランシス所長は、パプアニューギニアでの農業研修の第1期研修修了者であり、現地では稲作のスペシャリスト(精米機まで修理してしまう!)でもあり、これまでも活動の中心メンバーとして活躍されていました。

そして今回、エコテックセンターの所長に就任するにあたり、マネジメント研修の一環として来日されました。


フランシス所長から、エコカード基金からの支援がきっかけで、現地の方々に稲作をはじめとした定置型農業が普及し始め、また政府からもエコテックセンターでの活動が認められたことにより、コメの収穫高が年々増えてきていることや、地元の方々が自分たちの手で作ったお米を収穫して食べることを楽しみにしていることなど、英語や日本語を交えて話してくださいました。


この活動への支援も10年目を迎え、エコテックセンターも日本人所長からパプアニューギニア人所長へと変わり、その運営を現地の方々が担うということは、自立運営に向けて大きな第一歩を踏み出したと言えるでしょう。


                                         
       ※中央:フランシス所長、左から1番目:プロジェクトパートナーであるオイスカ長様
                                                           以上

学校の環境教育支援 現地視察(2011/2/15)

こんにちは。
コスモ石油エコカード基金では学校の教育支援を行っており、2010年度は小中学校9校に環境教育プログラムを提供しています。

昨年10月の東京都国分寺市での視察に続き、今回は札幌市での活動についてレポートいたします。

今回の環境授業が行われたのは北海道の札幌市。中心部から少し離れた場所にある、森の中で行われました。
前日に雪が降ったこともあり、積雪量は20〜30センチほど。森にはまぶしいほど白い新雪の景色が広がっていました。

ちなみについ先日の東京での積雪が2〜3センチだったので、その約10倍!そんな寒い中での授業となりました。

          
           ※ユースの森の様子

今回のテーマは、「フィールドサイン法で冬の生き物の活動を調べる」。
生き物の足跡や食べた痕など、動物が森で生活している「フィールドサイン」を探し、「姿が見えなくても森で動物が暮らしている」ことを理解する授業です。

参加したのは小学6年生約70人。
生徒達は暖かいダウンにブーツを、講師もスノーシューズを履き、雪の中で動く準備を万全に整えて臨みました。
講師から、ワークシート、ペン、メジャーが配られます。見つけたものについて記録するためです。
さあ、6班に分かれて行動開始です!
フィールドサインを踏んで消してしまわないように気をつけながら雪の中を歩き回ります。
生徒達は寒くても元気いっぱい。

「足跡があったよ!」「タヌキかな?ウサギかな?リスかな?」
見つけると、その足跡の大きさをメジャーを使って計ります。
その様子をみんなでワークシートにメモ。どこで何を見つけて、それがどんな様子だったか書き込みます。

           
            ※足跡を見つけた様子

「ここにも足跡がある!これ、ウサギじゃない?」
見つけた足跡は、木の根元まで続いていました。さらに根元に、動物がいそうな穴を発見。
「もしかして、この中にウサギがいるかもしれない!」

           
            ※ウサギを探す子どもたち

そんな訳で、木の根元の雪を掘り返しているのがこの写真です。ウサギを見つけることは出来ませんでしたが、生徒達はウサギのふんを見つけました。これはウサギがこの森で暮らしているという確たる証拠です。

こういったサインによって「動物がどう移動して、どう生活しているか」が、そこに動物がいなくても想像することが出来るのです。

班ごとに活動した後は、みんなワークシートを持ち寄って、講師の元に集まります。
丸く円になって座り、何を見つけたかを共有する時間です。

            
             ※共有の時間

「みんな、何を見つけられた?」講師が問いかけます。
生徒達は各々、見つけたものを発表していきます。
一人の生徒が木の実を拾っていました。

講師が説明します。
「この木の実、よく見てごらん。穴が空いてるよね。鳥は木の実の中にいる虫を食べます。これはその痕だよ。」
ふと上を見上げると、高い木の枝にシジュウカラがとまっていました。
「虫が木の実の中にいて、鳥がその虫を食べる。そうやって森の生態がつながっていることに気付いて欲しいと思います。」

今回、動物が暮らすたくさんのサインを森の中で見つけることが出来ました。
森だけでなく、普段何気なく生活している場所にも、気をつけて見てみると動物達が残すサインがたくさんあるものです。
生き物の連鎖に気付くことができると、自然はぐっと身近になります。

コスモ石油エコカード基金では、このような環境教育プログラムを日本各地で提供しています。
実際に肌身で生き物の生活を感じることが出来ると、「自然とはなにか」「なぜ環境を大事にしなければいけないのか」ということに対して、高い意識を持って成長してくれるのではないかと感じました。

レポーター:事務局 中村


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