コスモ石油エコカード基金は、コスモ・ザ・カード・オーパス「エコ」、コスモ・ザ・カード・ハウス「エコ」のお客様から毎年お預かりする500円とコスモ石油グループからの寄付金を、環境保全活動を行うNPOなどに寄付することで、その活動をサポートしています。

「種まき塾 里親プロジェクト」の視察に行ってきました!

 

コスモ石油エコカード基金では「種まき塾」プロジェクトを支援しています。

このたび、コスモ石油エコカード基金10周年記念企画として2011年に
1,352人のエコカード会員様にご参加いただきました「種まき塾 里親プロジェクト」のその後の生育状況を視察してまいりましたのでご報告します。

 

「種まき塾 里親プロジェクト」から今年の春で1年半が経ちました。

 

里親の皆さまから返送していただいた時には芽が出ていなかったものも、富良野の大自然の中、種まき塾のスタッフの皆さまの毎日のお世話のもと発芽し、大きく生長しました。

エコカード会員の皆さまから返送していただいた苗ポット732個のうち、
7〜8割の苗ポットで約1,000本くらいが生長しています。

ハルニレが約35cm程度に、ヤマザクラも約40cmほどになりました。


<木枠に並ぶ苗>
苗ポットは木枠の中に並べられています。
冬もこのまま外で雪をかぶりながら、春を待ちます。

<畑に寝かされ植えられ冬を越えた苗>
木枠よりも大きく生長した苗は、雪の重みに耐えられないため、
畑に寝かされ植えられて、冬を越します。   

<種まき塾 苗場>         <種まき塾スタッフの皆さまと事務局>

                                        以上
事務局

エコツアー実施しました!「どんぐりの森 里山再生」プロジェクト

 コスモ石油エコカード基金では「どんぐりの森里山再生」
プロジェクトを支援しています。

このたび、日頃より「コスモ石油エコカード基金」へご支援いただいている「エコ」会員の皆さまに、当基金のプロジェクトのひとつである「どんぐりの森 里山再生プロジェクト」を体験していただくエコツアーを実施しましたので、報告します。

 

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<実施概要>

1.名称   「どんぐりの森 里山再生プロジェクト」※エコツアー

2.日時   2013年6月1日(土) 

3.主催   コスモ石油エコカード基金、コスモ石油株式会社

4.場所   長野県 東御(とうみ)市

5.内容  山火事で失われた森林を「里山」として再生させるための
植樹活動

6.対象   「エコ」会員とそのご家族 5名

7.スタッフ  NPO法人森のライフスタイル研究所

          信州大学農学部中村寛志教授

           信州大学山岳科学研究所江田慧子助教

           株式会社トッパントラベルサービス

           コスモ石油エコカード基金事務局

                        コスモ石油グループ社員スタッフ

 

※「どんぐりの森 里山再生プロジェクト」とは

「日頃、コスモ石油エコカード基金を支えていただいている『エコ』会員の皆さまに、プロジェクトを体感していた だく機会を」と、2010年12月に「エコカード会員参加型」の生物多様性保全に係るプロジェクトを公募し、2011年度に支援を開始したNPO法人森のライフスタイル研究所によるプロジェクトです。

本プロジェクトは、2010年5月に発生した山火事で失われた4haから歩道面積0.5haを除いた3.5haを生物多様性影響評価も行ないながら地域住民の皆さまが集える里山として再生させることを目標に、取り組んでいます。

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当日は、5名の「エコ」会員とそのご家族にお集まりいただき、朝7時半に東京を出発し、活動場所である長野県東御(とうみ)市へバスで向かいました。

 

移動の車中では信州大学中村教授より生物多様性についての講義を受けました。

 

到着後は2年前から現在までに植樹された場所にて、信州大学中村教授、江田助教のお話を聞きながら、生物多様性の観察をおこないました。そこでは蝶や蛙、蜘蛛などの生き物やたくさんの植物を観察することができ、山火事から植樹活動を経て、生物が戻りつつあることを確認しました。


<山火事があった場所>
 
<生物多様性のお話を聞きながら、散策を行ないました>
 

その後、里山の道となるであろう部分の脇にはサクラを、内側にはコナラを植樹しました。地元の上小森林組合の皆さまや地域住民の皆さまにご指導をいただきながら総勢51名で約1,000本の植樹を行ないました。


 




<植樹作業の様子>

参加者からは、「植樹だけではなく下草刈りや間伐など、森が元に戻るまで関わりたい」「自然を守るという行動には大きな苦労が伴うことを実感した」「自分たちが植樹したサクラの下で、いつの日かお花見がしたい」「自然は手を加えないことが良いことだと思っていたが、手入れすることが大切であるという知識がえられた」などのご意見をいただきました。

 

めいいっぱい作業をしたあとは昼食です。

お弁当と地元の婦人会の皆さまが用意してくださった美味しい豆腐汁(参加者みんなで何杯もおかわりしました。本当にごちそうさまでした。)でお腹を満たしました。

 

そして、今日植えた苗木たちにメッセージを書きました。


 

帰りのバスの中では、生物多様性や森林に関わるクイズで盛り上がりました。

みんな今日一日、木を想い、森を想っていた分、クイズへの解答にも力が入っていたようです。

 

コスモ石油では、「コスモ石油エコカード基金」とともに、今後も「ずっと地球で暮らそう。」を合言葉に、環境貢献活動を展開してまいります。
       
                                        以上

事務局


 

2012年10月実施エコツアーで植林した木が育ちました! ムササビとともに暮らす里山再生プロジェクト

 

 コスモ石油エコカード基金では「ムササビとともに暮らす里山再生」を支援しています。

「ムササビとともに暮らす里山再生」プロジェクトの活動をしていただいて
いるNPO法人都留環境フォーラムさんから、2012年10月に開催しましたエコツアー(1回目10月13日ブナを植樹、2回目10月27日オニグルミを植樹)にて植樹した木の春を迎えた様子をご報告いただきましたので、皆さまにお伝えします。

(以下、都留環境フォーラムさんからの報告です)

 

2012年10月13日にコスモ石油エコカード基金「ムササビとともに暮らす里山再生」プロジェクトエコツアーで植樹したブナの木は5mという大きな樹木でした。

植樹は、樹木が完全に根付くまでに数年はかかると言われており、
まずは、
翌年に新芽が出るか?青々と葉が生い茂るか?が1つのステップです。

 

この春、葉がつくか、ドキドキしていましたが、無事に葉を出し、新緑で

輝いています。写真は1回目のエコツアーで植えたブナの木の様子です。




<植樹の様子 2012年10月13日>



<植樹したブナの木に葉が繫りました>

 

ブナの葉は、産毛があるのが特徴です。

 

順調に生育しているようです。

次のステップは花がつくか?です。

こちらも楽しみです。

 

次に、2回目(2012年10月27日)のエコツアーで植樹した、オニグルミの様子です。

 

オニグルミも、無事に若葉が出ていますが、ブナと比べて、樹木への
ストレスが
高いようで、生育は遅れています。

若葉の量が少なく、まだ、新芽程度の枝もあります。

枝全体に万遍なく水が行き渡っていない状況です。

植樹初年度はこのような生育状況はよく見られます。

頑張ってコスモの森に根付こうとしている、ということです。

 

オニグルミの葉は特徴的で、1つの枝から分かれるように幾つも出ます。

秋になるとここにブドウの房のようにクルミが成ります。

オニグルミも次の花、果実が成るか、が正常に生育しているか、のバロメータと

なります。

 

オニグルミは、コスモの森に他に数本見られます。

特にリスやネズミ系が好むため、森では最高のごちそうです。

私たちも食べることができます。

今後も継続して見守っていきます。



<オニグルミ> 

             
<オニグルミの葉>

 

                                                    以上

「ムササビとともに暮らす里山再生」プロジェクト ご報告

 

コスモ石油エコカード基金では「ムササビとともに暮らす里山再生」を支援しています。

「ムササビとともに暮らす里山再生」プロジェクトの活動をしていただいているNPO法人都留環境フォーラムさんから、春を迎えた森の様子を素敵な写真とともにご報告いただきましたので、皆さまにお伝えします。

(以下、都留環境フォーラムさんからの報告です)


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5月に入り森もようやく春を迎え、新緑が輝き、スミレが咲き乱れています。

春の植物は、森に手入れをした効果がすぐ解る指標植物です。

手入れをしていない空間には、自生しておらず、手を入れた空間にスミレやエンレイソウが咲いています。



<森の様子>


<アカネスミレ>


<シロバナノタチツボスミレ>


<タチツボスミレ>


<ミヤマエンレイソウ>(ユリ科)
                             以上

「さとやま学校」支援 視察 2013年2月19日

 

コスモ石油エコカード基金では「さとやま学校(棚田・環境保全教育)」を支援しています。

 

2013年2月19日、NPO法人APSDさんによる江東区八名川小学校(5年生)への環境保全教育を視察してまいりましたので、 ご報告します。

 

今回はソロモン諸島より昨年11月に来日したリビィさんを先生に迎え、ソロモン諸島の生活や文化、さらに現在ソロモン諸島が抱える環境問題についてお話をうかがいました。

授業はソロモン諸島の公用語であるピジン語での自己紹介Nem blong mi〜(私の名前は〜です。)」を教えてもらうことから始まりました

 

ソロモン諸島の自然、村の生活、作物、学校の様子、子どもたちの遊びなどをたくさんの写真で紹介してもらいました。美しい海の写真や同じ歳ぐらいの子どもたちが遊ぶ様子の写真には生徒からも「キレイ!」「お〜」「何をしてるんだろう?」などの声があがっていまし
た。

ソロモン諸島の生活をたくさんの写真で。

また「ラバラバ」というソロモン諸島の伝統的な衣装を試着させてもらいました。

ソロモン諸島の民族衣装「ラバラバ」を試着!
きれいな「ラバラバ」に歓声があがりました。

質問コーナーではたくさん手があがり途切れない程でした。

「わらの家は燃えないの?島の移動手段は?」

「海には何種類くらいの魚がいるの?サメはいるの?」

「ライオン、トラ、肉食動物はいるの?」

「最近のはやりは?芸能人はいるの?首相はいるの?」・・・・・・・・・・

生徒たちからの質問は途切れなく続きました。

そしてソロモン諸島の豊かな自然や生活を知った後は、現在ソロモン諸島が抱える問題についても学びました。

現在、ソロモン諸島では輸出のための森林伐採、過度の焼き畑農業が問題となっています。

 

この環境問題にまで発展するほどの行き過ぎた森林伐採や焼き畑農業が「貨幣を稼ぐため=生活のため」という理由を学んだうえで、どうしたらよいのかをみんなで意見を出し合い考えました。

 

「森林伐採をしていい人を決めて、管理する」

「他の国と協力する」

「今までの農業や漁業などでお金を得られるようにする」・・・

たくさんの意見がでました。

 

最後に授業の感想を発表しました。

「わらの家を建てたり、漁をしてみたい」

「お芋料理が美味しそう、きれいな海を見たい」

「写真の人々がみんな笑顔だったから、行ってみたくなった」・・・

 

そして最後は「Tagio Tumas(ありがとうございました)」で授業は終了となりました。

コスモ石油エコカード基金では健全な次世代育成をめざしたプロジェクトを支援してまいります。

事務局

 

熱帯雨林保全(ソロモン諸島)で活躍する2人が来社されました。

11月20日(火)、『熱帯雨林保全』プロジェクトの活動拠点である、ソロモン諸島フィユ村のパーマカルチャーセンターでシニアインストラクターを務めるジョンマックさんとジョンアラーニさん、同センターを運営するNPO法人APSDの伊藤代表が来社されました。

 

ジョンマックさんとジョンアラーニさんは熊本県の木之内農園(阿蘇エコファーマーズセンター)で、生産から加工、販売までを「産業」として捉える、より実践的な研修を受けるために来日し、90日間の研修を終え、帰国する直前に当社を訪ねてくれたのです。

 

日本での経験を語る2人は、きっと身につけた技術を存分に発揮してくれることでしょう。


 

      ジャムを受け取る飛永晶彦エコカード基金事務局長


2人が研修した木之内農園で作っている「阿蘇×ソロモンジャム」をいただきました。このジャムにはソロモン諸島産の蜂蜜が使われています。


ジョンマックさん、ジョンアラーニさん、ありがとうございました。


エコカード基金事務局

(埼玉県・権現堂)エコカード会員を対象としたエコツアーを開催しました

2012年10月28日(日)に、今年2回目の「ビオトープ浮島水辺の生態系回復プロジェクト」のエコツアーを、埼玉県幸手市の権現堂・1号公園の行幸湖(みゆきこ)にて開催しました。(1回目は9月8日(土)に香川県仲多度郡の国営讃岐まんのう公園にて開催。)

幸手市は、当社中央研究所の所在地です。今回のエコツアーは、権現堂・1号公園で開催された幸手市での地域イベント「行幸湖浮きウキフェスタ24」の一環として開催しました。

フェスタ自体には、地元の企業やNPOなど約15の団体が参加しており、「カヌー・ドラゴンボート体験」や、豚汁、パン、やきそばなどの軽食販売、苗木の配布等、様々なブースが出展されました。


当社のブース。朝から暗く、来場者の方は傘をさしています。

カヌー体験

残念ながら当日は低気圧の影響で空は厚い雲に覆われ、朝から小雨がぱらぱらと降り出しました。エコツアーのスタートは11時を予定していましたが、午後から本降りになりそうな空模様と、低下していく気温を考慮して、早めにスタートすることにしました。

幸いなことに、参加者の皆さまも傘やカッパなどの雨具を手に早めに集まってくださり、受付を済ませると順次浮島作りを開始しました。

今回は、浮きウキフェスタの事前申込者で7基、エコカード会員の方で2基、全部で9基の浮島を制作するため、材料の量も膨大です。まずは、炭と葦を袋の中に詰める作業に取り掛かります。


少しわかりずらいですが、手前に炭がたくさん詰まった巨大な入れ物があります。


竹で浮島の枠組みを制作する作業も開始。その後、手順良く炭を入れた袋を枠組みに乗せ、ロープで固定していきます。カッパを着た参加者の方が目立ちますね。お持ちでない方には、事務局で用意した備品のカッパをお渡ししました。


竹で枠組みを作ります

炭を入れた袋を枠組みの上に乗せ、ロープで固定します。奥でも1基浮島を制作しています。


約1時間で2基の浮島を制作すると、集合写真を撮影しました。予定では、昼食をはさむ予定でしたが、天気を考慮しそのまま作業続行です。あとはツアー最大のポイント、浮島の進水式を残すのみ!


進水式の前に、制作した浮島の上で集合写真を撮影しました。

浮島を行幸湖に浮かべるためには、坂道になっている土手を滑り落とさなければなりません。竹をレール代わりにし、土手の階段の上から湖まで並べ、そこを一気に滑らせるのですが、重さ1基数百キロにもなる浮島をレールの上に乗せるのも一仕事です。参加者で力を合わせて持ち上げました。


階段に並べた竹のレール。階段の上から浮島の一部が見えます。


数百キロにもなる浮島をみんなで協力して運びます


無事レールに乗った浮島は、そのまま勢いよく湖へ。



レールを滑り落ちる浮島


湖に入りました


行幸湖には、昨年作った浮島も浮かんでいます。今年作った浮島も、袋の中に入れた葦が育ち、動植物の居心地の良い棲みかとなるよう願っています。

ご参加いただきました14名のエコカード会員の皆さま、ありがとうございました。


エコカード基金事務局

キリバス共和国 マングローブ植林プロジェクト

 2012年9月17日から19日、キリバス共和国にてマングローブの植林を視察しました。
成田から飛行機を乗りついで飛行時間は正味約16時間。
ようやくたどり着いたキリバスの空から幻想的な虹色の海が出迎えてくれました。
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◆なんと、海が虹色に輝いています。

 キリバスは赤道と日付変更線が交差する辺りにある国で、ほとんどが無人島という、33のサンゴ礁から構成されています。人口約10万人のうち、半数が今回訪問したギルバート諸島に位置するタラワ環礁(島)に集中しているそうです。

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 地球上で最も早く日付が変わる国、温暖化による海面上昇で将来沈んでしまう国、としても有名ですね。周辺海域は生物の宝庫として世界遺産にも登録されています。

 さて、これまで7年間、エコカード基金で植林を続けてきた場所は空港のすぐ近くにあります。
キリバスの空港利用者は海を見ながら集落へ向かうため、植林で規則正しく植えられたマングローブはとても目立ち、PR効果は抜群です。
 かつては、この植林地の沿道に看板を立てマングローブの植林をPRしていたのですが、看板はすぐ盗まれてしまう・・・マングローブ等の木も煮炊きに使うマキとして周辺住民に伐採されてしまうからだそうです。こんどは、鉄で造りましょうか?
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◆キリバス共和国の首都タラワがあるタラワ環礁  ◆右が植林地(島の右下部分を拡大)

 空港は1本の滑走路しかなく、周囲を囲む柵も、ビルもありません。
簡素な小屋が1棟、ここで入国審査をします。外界への手段は週2回のフィジー便のみ。
細長い島を縦断する荒れた舗装道路が1本、集落の中を延々と続き、島の幅は狭いところで5m、広いところでも1kmほど。
全てが見渡せるわずかな土地に、人と豚と犬ががひしめきあって暮らしています。
到着後に一番驚いたのは、子供が多いこと。今キリバスでは人口が爆発的に増加しているそうで、土地も職もないこの地で、子供たちの将来が心配です。

 今回、日本から植林に参加頂いたメンバーは、国際マングローブ生態系協会、沖縄大学教授の馬場先生ほか、ボランティア(4名の皆さま)、そして私の合計6名です。
到着早々、植林現場を視察すると、7年前に植えられたマングローブの種は、すでに2mを超える立派な大木に育ち、種をたくさんつけて植林にも貢献しています。
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◆初年度に植えたマングローブは大木に!    ◆矢印の位置が過去の植林地です
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◆左からの傾斜で淡水がゆっくり流れ込むこの場所は塩分濃度が低く、種の活着率が高い、と馬場先生。もともと河口に生息するマングローブは塩分濃度によって育成度合いに影響が出るそうです。
このように、自然に逆らわず 「育成に適した場所を探して植える」ことが植林の成果を出すポイント。

 日中の気温は33度ですが、ここは赤道直下の島、強烈な直射日光が降り注ぎます。
強烈な日差しと、海水で育つマングローブは、どういう構造なのでしょうか。
馬場先生によると、葉に塩分を蓄えて切り離し(捨てて)必要な水分だけを取り込むのだそうです。
なるほど、緑の葉をちぎって噛んでみると、しっかり塩味です。

 ホテルに荷物を置き、ご挨拶と作業の協力依頼をかねて環境省を訪問。
環境省省長は不在でしたが、部屋に副省長以下、関係者が集合。
しかも、全員女性です。キリバスではひとりの男性がトップにつき、女性が実務を切り盛りする。
「女性はよく働く」というのがキリバスの常識だそうです。
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◆環境省にて面談の様子
 環境省から次のようなコメントがありました。
・マングローブの植林は8年も続き、若者が(ゴミ清掃活動のように)身近な社会貢献活動にしよう 
 とく興味を持ちはじめている。 (キリスト教クラブと環境省がタイアップして活動を広げている)
・他の島からも植林をしたい、指導してほしい、という声が挙がっている。
・住民の意識が変化しており、エコカード基金のおかげで長年サポートをして頂きとても感謝している。これからも、この活動を継続してほしい。

 こうして、長年続けてきた活動が根付いて、現地の意識も今自立しようと変化している事を知り、引き続き、応援していきたいと思いました。

 さて、翌日(18日)。
今日は種獲り作業をします。
作業時間は干潮のピーク11:00頃から、潮が満ちてくる数時間だけの勝負!
今回は日本からの6人に加え、現地で活動をサポートをしてくださっている阿部さんと、居候(大学生2名)、さらに現地でご活躍の日本のみなさんが加わって頼もしい。
目標3,000本が達成できそうな条件がそろってきました。

作業前に、馬場先生が専門用語を交えながら理想的な種の見分け方を伝授します。
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◆種の解説をする馬場先生      ◆左(茶色)が完熟、右(緑色)が若い種。
幹につながる種の名残と種の間に1cm程の節があれば発芽OKのサイン。

 さて、いよいよ強烈な太陽光の下、出陣しますが、泥に足を取られて思うように動けません・・・。
不安を感じた矢先、環境省とキリスト教青年クラブの混成チーム15名ほどが到着し、あっという間に4,700本の種が集まりました。
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◆種獲り作業の様子

さて、19日はいよいよ植林作業です。
種獲り同様に、作業時間は干潮時の数時間。11:00に現場に入ります。
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荷物を下ろして運河を渡り、50cm間隔で正確に種を刺す穴をあけます。
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◆間隔は正確に測ること!              ◆すると、2年後にはこうなります。
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◆この2人は、テキパキといい仕事します。   ◆そして種を3本まとめて刺していきます。

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 ちなみに、左に見える道具は全て阿部さんの手造り。
長年のご苦労を随所に垣間見ることができます。
阿部さんの協力なくしてこのプロジェクトは続かないでしょう。
ありがとう、阿部さん!! これからも、よろしくお願いします。

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◆強力な助っ人(キリスト教青年クラブ)が到着! ◆現地語で若者に作業説明をする阿部さん

 種の数が多くて、疲れが見え始めた頃、環境省とキリスト教青年クラブが現場に到着。
20名ほど居るでしょうか。これで穴あけ作業が一気に加速し、種植えもどんどん進みます。
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 青年団のサポートは心強い・・・・でも、注意が必要です。
種を地中深くに埋めてしまったり、上下を逆さに刺したり・・・、我々の微調整が必要です。
それでも作業はあっというまに終わり、4,700本の種植えが無事完了しました。
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◆今回、作業に携わった方々全員でパチリ!   ◆赤枠が今回種を植えたアリア
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◆日本から参加したボランティアの皆様と馬場先生。
 作業後、満潮に没む、種を見守る。

 作業後、ホテルに戻る途中に吉報が入りました!
アノテ・トン大統領が我々と現地の日本人、環境省の関係者を夕食に招待してると言うのです。
大統領に招待されるなんて、あり得ない事だと、皆さん大喜び。

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 大統領は冗談交じりのトークが冴える、コメディアンか映画俳優のように気さくな方でした。
公務で訪日される時には、馬場先生に「会う時間はあるか?」と直接連絡されるそうです。
キリバス語で馬場(BABA)とは「お父さん」の意味。
馬場先生と親交を深める仲になったのも、何かの縁ではないでしょうか。
今夜、トン大統領と、馬場先生の友情の恩恵を受けてキリバスとマングローブに関係した人たち約100人が美味しい食事と楽しいひと時を過ごしました。

 20日の早朝、ついにタラワをあとにします。
今回植えたマングローブが根付いて種をつくり、現地の若者の手で植林の輪が広がって健全な生態系が形成されるよう願ってやみません。

 引き続き、皆さまのサポートをよろしくお願い致します。

エコカード基金事務局



























エコカード会員を対象としたエコツアーを開催しました(2012/9/8) 

201298日に、日頃よりコスモ石油エコカード基金へご支援いただいている「エコ」会員の皆さまに、当基金のプロジェクトのひとつである「ビオトープ浮島水辺の生態系回復プロジェクト」を体験していただくツアーを開催しました。

 

開催した場所は、香川県仲多度郡の国営讃岐まんのう公園・水鳥池(みずどりのいけ)で、西日本エリアでは初のエコツアー開催となりました。

 

まんのう公園は、四国で唯一の国営公園で、その広大な敷地は198haに及びます。ツアー当日は、前日までの悪天候を忘れるぐらいの爽やかな晴天。集まった参加者の皆さんは、入り口付近の駐車場に車を停め、日除けの帽子や飲み物を持って専用バスに乗り換え、昼食場所のオートキャンプ場へと移動しました。

 

昼食は、参加者とスタッフ、総勢約30名でのバーベキューです。全員のチームワークが深まり、賑やかで楽しい食事となりました。


バーベキューの様子
バーベキューの様子




おなかいっぱい食べた後は、いよいよ浮島作りに取りかかります。

まず、浮島の枠組を作るチームと、浮島に乗せる炭入りの袋を作るチームに別れました。


枠組みを作るチーム
枠組みを作るチーム

炭入りの袋を作るチーム
炭入りの袋を作るチーム

炭入りの袋には、袋の口八分目まで炭と葦を交互に入れます。炭は水質を浄化する役割を、葦は数カ月かけて浮島全体に生い茂り、動植物の棲みかとなる役割を果たします。

 

24個の炭入り袋を作り終えると、浮島の枠組みの上に並べ、縄で固定させました。


枠組みの上に炭入り袋を並べます
枠組みの上に炭入り袋を並べます

縄で固定
縄で固定


簡単そうに見えますが、1袋数十キロにもなる炭入り袋をしっかりと固定するのは相当な力作業で、それが24個もあると大変です。夏のような陽射しが容赦なくふりそそぐ中、汗を拭き、水分を十分に取りながら、全員で協力して作業に取組みました。


1時間半ほどかけて、やっと2基の浮島が完成すると、いよいよ推進式。1基数百キロにもなる浮島をみんなで持ち上げ、竹で作ったレールに乗せて、水鳥池へ滑らせます。浮島が池に入水した瞬間には、歓声があがりました。


数百キロもの浮島をみんなで持ち上げます
数百キロもの浮島をみんなで持ち上げます


竹のレールに乗せて滑らせます


水面に向かって勢いよく落ちる浮島


設置完了。数か月すると緑が生い茂ります。


ご参加いただいた会員の皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました。

コスモ石油エコカード基金は、これからも生物多様性の保全に取り組むプロジェクトを支援してまいります。

 

コスモ石油エコカード基金事務局

野口健 「環境学校 IN 石巻」 を視察してきました。(2012/07/28〜07/30)

 
エコカード会員の皆さまへ

 今年は、野口健校長の強い希望で、東日本大震災の被災地とのかかわりという視点から、被災地の子どもたちと全国の子どもたちとの交流の場を設けるとともに、山・川・海で自然体験をし、その体験から環境について考える、「環境学校 IN 石巻」を開催しました。
 「環境学校 IN 石巻」は、2012年7月28日(土曜日)〜30日(日曜日)の3日間でしたが、エコ基金事務局は、そのうちの2日間(28日〜29日)に参加し、活動を視察してきました。

<主なスケジュール>

 7月28日 ・開校式
        ・アイスブレイク、カニかごの設置
        ・エコカレー作り(夕食)

   29日  ・モクズガニ調査(カニかごの回収)
        ・釣石神社・大川小学校へ
        ・のんびり村体験

   30日  ・漁業体験
        ・閉校式

初日は11時にJR仙台駅中央改札口に集合し、バスで石巻まで移動です。バスには小学校3年生から中学校2年生までの総勢18名(北は青森県、南は高知県から参加!)が乗車しました。
しかし…朝が早かったせいでしょうか?子どもたちは夢の中で、バスの中はとっても静かです。


途中、道の駅「上品の郷」で昼食をとり、現地到着後に開校式と初対面同士のコミュニケーションを促すためのアイスブレイクを行いました。
はじめは、子どもたちは緊張をしていて会話も無く、静かな雰囲気でしたが、アイスブレイク終了後は先ほどまでの静けさはどこへやら!?初対面とは思えないほど仲良くにぎやかになりました。
やはり、アイスブレイクはコミュニケーションをとるのために不可欠なゲームなのだと実感しました。

     
     開校式で参加者に挨拶をする野口校長


   開校式の様子
   開校式の様子


開校式のあと、バスで北上川流域に移動です。
北上川の環境調査のお手伝いで「モクズガニ」の調査をするため、カニかごをしかけました。
エサはサンマで、翌朝、全員でカニかごを引き上げます。

   
   カニかごの仕掛けの説明に聞き入る参加の子どもたち


   
   みんなで作ったカニかごを北上川へ、モクズガニが入っていますように!


 
 北上川をバックに全員集合 「はい!モクズガニ!!」


この日の夕食は、参加の子どもチーム(赤チームと青チーム)そして、大人チームの3チームで「エコカレー」を作ります。3チームのカレーは野口校長に採点していただき順位をつけます。
「エコカレー」の審査基準は、味はもちろんですが、「エコ度」を重視します!

エコ度の例) 買い物のしかた、食材ごみを出さない工夫、全体のゴミを少なく、など…
各チームは野口校長の試食時にエコアピールをします!

※宿泊場所の古民家の方が栽培しているジャガイモを食材として提供いただきました。
 ありがとうございました!

     
   ジャガイモ堀りの様子:初めて体験する子もいて大騒ぎです。

「エコカレー」の審査結果は、2日目の夜に行う「振り返り」で発表で〜す!


2日目

昨日のカニかごを回収してモクズガニ調査を行いました。
さて?何か入っているでしょうか?


   
   カニ籠の回収作業の様子

   
   昨日仕掛けた、カニかごでとれた魚たち

入っていた獲物は、フグ・ヌマガレイ・ウツボなどで、残念ながらモクズガニは取れませんでした。
最後に魚の大きさを測り、調査終了です。

次に、釣石神社と大川小学校へ向かいました。

ガレキは撤去されて地面はきれいになったいましたが、深いつめ跡が残る校舎だけがあり、目をおおいたくなる光景でした。また、この地区は現在もライフラインが復旧していません。

実際に目にした参加の皆さんの感想を、と思いましたが、残念ながら事務局現地視察の時間切れとなりました。

   
   震災のつめ跡が残る大川小学校


この環境学校の様子は野口健「環境学校」HPでも紹介されています。ぜひ、ご覧ください。
http://www.actions.jp/school/2012_isinomaki/index.html

この3日間は参加者の皆さまにとって、貴重な経験になったことと思います。

これからもコスモ石油エコカード基金では、自然とのふれあいを尊び、健全な次世代
育成を目ざしたプロジェクトを支援してまいります。


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