コスモ石油エコカード基金は、コスモ・ザ・カード・オーパス「エコ」、コスモ・ザ・カード・ハウス「エコ」のお客様から毎年お預かりする500円とコスモ石油グループからの寄付金を、環境保全活動を行うNPOなどに寄付することで、その活動をサポートしています。

南太平洋諸国(キリバス) 現地視察(2011/2/1-3)

エコカード会員の皆さま、「マウリ!!」
これはキリバス語で「こんにちは」という意味です。
 
さて今回わたくしは、南太平洋諸国支援の一つである、キリバスにおけるマングローブ植林プロジェクトの現地視察に行って参りましたので、現地の様子をご報告させて頂きます。
 
まず最初にキリバス共和国について少し説明をさせて頂きます。
キリバスは南太平洋のほぼ真ん中に位置し、東西約3,200km、南北800kmという広大な海域に、ギルバート諸島、ライン諸島、フェニックス諸島を中心にした大小33の島々から成る国です。総人口は約10万人で、近くのツバル同様、地球で最初に沈む島と言われております。
さて、私が今回訪れた島は、タラワ環礁という約4万人の人が住む、政治・経済の中心となっている珊瑚礁で出来た島です。この島の国土の幅は狭い所は100mぐらいしかなく、私たちが住んでいる日本からは想像も出来ないような環境の国です。

           

          

話しを戻します。私は韓国の仁川空港でプロジェクトパートナーであるISME(国際マングローブ生態協会)の馬場先生や会員の方々と合流し、フィジー経由でキリバスへ向かいました。
キリバス国際空港へ到着してまず驚いたのは、国際空港と言ってもバラックの建物のような空港で、多くの子どもたちが出迎えてくれた事です。
後で知ったのですが、飛行機は週に2便しかなく、滑走路へは出入り自由で、普段は子どもたちの遊び場になっているそうです。飛行機が着陸する少し前になるとサイレンが鳴り、子どもたちはその場から逃げて、今度は飛行機が着陸する所を見物して、外国からのお客さんを温かく出迎えてくれるという事でした。

          
 
空はぬけるように青く、海はエメラルドグリーン、人々はみな親切で、特に子どもは人懐っこく、カメラを向けるとみんなニッコリとポーズをとってくれます。
 
          

          
 
一方、環境問題は想像以上に深刻で、波の浸食で国土が年々削られ、海岸沿いのヤシの木がバタバタと倒れている状況で、波が民家のすぐ側までせまっている場所もありました。この島には高い山などが無く、島の中で一番高い場所でも海抜3mという事で、「世界で最初に沈む島」という表現も決してオーバーではないと感じました。
 
          

          

          

          

          
 
一つの原因は地球温暖化による海水の上昇とも言われていますが、もともと海岸沿いに生えていたマングローブを、家の材料にする為に、ここ何十年かで大量に伐採した事も直接的な原因と言われています。
 
エコカード基金では2005年から、地元のボランティアの方々や小学校の生徒たちと共に、波の浸食の酷い所から、海岸沿いに累計約4万本のマングローブの植林を行ってきました。
最初に植林した空港近くの場所では、マングローブの高さが既に人間の背丈の倍ぐらいにまで成長し、自然の防波堤の役割をしっかりと果たしてくれていました。
 
           

さて、今回われわれはボンリキという場所に、地元の教会のボランティア約20人の人たちと一緒に2,200本のマングローブを植林しました。
ボランティアの人たちは10代の女性が多く、気温30℃以上の暑い中でしたが、ワイワイと大騒ぎをしながら楽しく植林をしました。
翌週はISMEの方々が中心になり、地元の小学生70人と共に、3,000本のマングローブをまた別の場所に植える事になっています。
 
          

          
 
          

                                       

植林を終えた日の夕方、われわれにとってうれしいサプライズがありました。
光栄なことに、大統領がわれわれの来訪を知り、官邸に招待して夕食会を開催して頂けるとの事でした。
夕食会の席で大統領から、キリバスがいま直面している深刻な環境問題をもっと世界の人に知ってもらいたい、またエコカード基金の長年に亘るキリバスへの支援に対する感謝のコメントを頂きました。
わたくしはエコカード基金を代表して、まずこの基金は会員の方々の「善意」によって成り立っている事、われわれが出来る事は小さいかもしれないが、世界の各地でこのような環境支援を続ける事で、一人でも多くの人々が環境の大切に気づいてもらい、何らかの行動を起こしてもらう事を願いながら、環境支援を行っている旨のスピーチをさせて頂きました。
 
私は、夕食会の翌日の朝早くこの国をあとにして帰路についたわけですが、帰りの飛行機の中、空の上からこの国を眺め、この美しい国と温かい人々の生活を守る為に、エコカード基金が役に立っていることをあらためて思い起こし、エコカード基金の会員の皆さまへの感謝の気持ちを新たにしました。
 
会員の皆さまの「善意」は、日本から遠く離れたこのキリバスの地で有効に使われている事をご報告すると共に、今後とも皆さまのご理解とご協力をお願いする事でこのレポートを終了させていただきます。

           

           

           

レポーター:事務局理事 富沢

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