コスモ石油エコカード基金は、コスモ・ザ・カード・オーパス「エコ」、コスモ・ザ・カード・ハウス「エコ」のお客様から毎年お預かりする500円とコスモ石油グループからの寄付金を、環境保全活動を行うNPOなどに寄付することで、その活動をサポートしています。

「野口健環境学校」@佐渡 現地視察(2010/07/28-29)

 今回は、新潟県の佐渡で行われた「野口健環境学校」を視察してきましたのでエコカード会員のみなさまへご報告したいと思います。


今回の「野口健環境学校」の舞台となった佐渡は、新潟県沖の日本海に浮かぶ島。
新潟港から約2時間半ほどフェリーに乗ると到着します。

                        
             ※フェリーからみた佐渡島

「佐渡と言えば、何を思い浮かべますか?」と聞けば、多くの人が「トキ」と答えるのではないでしょうか。

確かに、新潟には「トキ」にまつわるものがたくさん。

東京−新潟を走る上越新幹線は、「Maxとき」。新潟港には、天井にトキの人形がぶら下がってます。
             
             ※新潟港にて

そして、今回の環境学校はこの佐渡の自然と「トキ」を題材に環境について学ぶというものです。


<主な日程>

7月28日 アイスブレイク、ドンデン山をナイトハイク
7月29日 トキの森公園などを巡り、トキの生態について学ぶ
       その後、農作業
7月30日 ふりかえり

この日程を見た方は、「なんで佐渡へ来たのに農作業?」と思われるかもしれません。
その答えは、後ほど。。。(読み進めていただくと答えがわかります)


それではまずは、1日目。

今回の参加者は、20名の中学生。
お互い会うのは初めてで、ちょっと緊張気味でしたが、アイスブレイクをきっかけに徐々に打ち解けていきます。
この2泊3日を一緒に過ごす仲間として、そして夜のドンデン山の登山に向けて、コミュニケーションをとっていきます。
                           
              ※アイスブレイクの様子

夕方からは、晩御飯の食材を購入し、いざドンテン山へ出発です。

アオネバ登山口からドンデン山荘まで約4辧およそ三時間の道のりです。

夜の登山は、昼に比べて段差に気付きにくなど、危険度が高まりますが、子どもたちはアイスブレイクでスタッフから教わった「声かけ」を実践して危険を回避していきます。

「ここ、段差があるよ。気をつけて!」

前にいる子供たちから、最後尾にいる私まで順々に伝言されてきた声に、私は何度も助けられました。

また、ナイトハイクだからこそ出会える自然もあります。

道中では、”ホタル”を見つけたり、ヘッドライトに寄ってくる虫と闘ったりと、子どもたちは思い思いに佐渡の自然を感じていました。



                               
そして、ようやくドンデン山荘到着。
みんなで助け合って、誰一人怪我もなく登りきることができました。

                       
                        ※次の日の朝、ドンデン山山頂から見る両津港


2日目。

午前中は、トキの森公園をはじめとして、トキの関連施設でトキの生態について勉強しました。

トキは、学名を「ニッポニアニッポン」と言い、日本という単語が2回も使われているまさに日本を象徴するような名前がつけられています。
(ちなみに、このような名前から国鳥と間違えられやすいのですが、国鳥はキジです)

体長は約75cm。
くちばしは黒くて長く、翼は朱鷺色と呼ばれる独特の淡橙赤色。

トキは、江戸時代後半までは日本各地に生息していましたが、美しい羽根を狙って乱獲されてしまいました。
その後、日本の近代化、工業化が進む中で、トキが生息できる自然が破壊されていきました。

1981年、佐渡にいた最後の5羽を絶滅から救うために保護し、人工繁殖などを進めていき、現在では約200羽(2010年6月現在)のトキが日本にいるまでになったそうです。

初めてトキを見る子どもたちも多く、トキの説明をしてくれたトキの森公園の方の話を熱心に聞いていました。

             


そして午後は、田んぼで農作業です。

今回は、草刈り。田んぼにはえた雑草をきれいにします。
田んぼで農作業というと、田植えや稲刈りをしたことのある子どもたちもいましたが、草刈りは初めて。
農作業にとって、もっとも重労働と言われていますが、とっても重要なことでもあります。

「草刈りが大変なら、農薬を使えばいいじゃない?」と思われる方もいるかもしれません。
でも、ここがポイント。

トキは、タニシやサワガニ、カエルなど水辺に生息する小動物を餌にします。
でも、どんなに多くの餌があったとしてもあまり深い水の中に餌がいると捕ることができないのです。
水深が浅く、タニシやカエル、ドジョウなどが住んでいるところ。。。
そうです、それが「田んぼ」なのです。

子どもたちが農作業をした田んぼも農薬の使用量を減らしたものだったので、雑草がいっぱいはえていました。

稲を引っこ抜かないように草をかき分けながら、雑草を抜いていきます。




必死に草取りをしてふと顔をあげると、いろんな虫が田んぼにいることが分かります。

               


ここで私は、東京に戻らなくてはいけない時間になってしまったため、佐渡の地を後にすることになりましたが、子どもたちが今回の活動を通じて、どんなことを感じてくれたのだろうかと考えながら東京へ戻ってきました。

近日中には、野口健環境学校HPに子どもたちの感想が掲載されるので、みなさまにもぜひご覧いただければと思います。

今回参加した子どもたちが、どんなことを感じ、そして日常生活に戻ってから、自分の言葉でどんな環境メッセージを発信し、環境に対してどんな行動をとるようになるのでしょうか。

今回の活動を通じて、子どもたちは十人十色、私たち大人が思いつかないような発見や感動があったことでしょう。

活動の直後だけでなく、彼らが大人になったとき、彼らが子どもを持つ年齢になったとき・・・
ふとした瞬間に今回の環境活動で学んだことを思い出し、行動できる大人になってくれることを願ってやみません。

レポーター:事務局 冨手

コスモ石油エコカード基金とは

カテゴリ

アーカイブス

ブログ内キーワード検索

RSSリンク

携帯からのアクセスはこちら
qrcode