コスモ石油エコカード基金は、コスモ・ザ・カード・オーパス「エコ」、コスモ・ザ・カード・ハウス「エコ」のお客様から毎年お預かりする500円とコスモ石油グループからの寄付金を、環境保全活動を行うNPOなどに寄付することで、その活動をサポートしています。

「シルクロード緑化」現地視察(2010/7/6〜9)

「内モンゴル」を後にした私は、次なる視察地である「シルクロード緑化」プロジェクトが行われている、甘粛省の通渭(トンウェイ)に向かいました。      ⇒⇒⇒「内モンゴル」での視察の様子はこちら

この地域は黄土高原と呼ばれており、同じ沙漠と言っても内モンゴルとはまた様子が違います。
山脈が長年の伐採により、いわゆる「禿げ山」となり、地滑りや黄砂を引き起こしているという事です。
われわれの活動は、この地にも同じくサジーを植林し、緑化する事で環境問題を改善するると共に、地元の農民の生活の向上を図っていこうというものです。

         

       

まず初日、蘭州空港に降り立った私は、NPO2050の北谷理事長ご夫妻と合流し、空港近くの中川にある苗木基地を訪れました。
この基地の規模は広大で、約600万本の苗木を育てています。われわれのプロジェクト先の植林場所(通渭)に今年は、10〜12万本の植林をする予定です。

       

       

苗木の育成には地元農民の人々を何十人も雇い、約3年間この基地で苗木をある程度の大きさに育てた後に、ここから約300km〜400km離れた通渭県の山に本格的に植林をしていくというものです。

現在も苗木の育成は順調ですが、今年はコスモ石油が提供しているALA入り肥料を使い、この基地で育てる苗木を更に強固なものにして、植林後の活着率を上げていこうと考えています。
現在ALA入り肥料の効果を比較実験中であり、その結果が楽しみだと、現地総責任者のスーさん(写真:2人目の男性)がおっしゃっていました。

       

       

苗木基地での成果に満足したわれわれは、この日の夜、省や市の政府関係者とミーティングを行い、われわれのプロジェクトの目的を再確認すると共に、今後の計画について夜遅くまで意見交換を行いました。
途中政府関係者の口から、何度もエコカード基金支援には心から感謝しているとの発言があり、われわれの活動が中国の人々に十分理解され、また評価されていることを確認いたしました。


一夜明け翌日の早朝、われわれはいよいよ植林現場である通渭へと向かいました。
約300km離れた通渭へは高速道路を使い、車で移動をしました。
道路は良く整備されており、中国の経済発展の一部を垣間見る思いがしました。

われわれはその日の午後を含め、3日間にわたり通渭において5地区(約10ヶ所)の植林現場を視察し、いずれの地区においても植林後順調にサジーが育っている事を確認し関係者と共に喜びました。(活着率は最低でも70%以上でした)

       

       

途中われわれは地元農民の家を訪ね、その収入や生活ぶりについてお聞きしました。農民のお話では、その村の全ての農家では、夫は都市部に出稼ぎに行き、女性が家を守り、農業を続ける生活をしているとの事でした。
このような状況においても、一家族当たりの平均年収は15万円程度であり、厳しい現実を知りました。

       

       

われわれは、農民の人々の手を借りてこの地域にサジーを植林する事で、環境を改善すると共に、そこからの収入が少しでも地元農民の方々の生活の支えになるように、この活動を続けていることを伝え、活動の目的を知ってもらう事が出来ました。

中国の農民たちは貧しいながらもはるばる日本から来たお客さんのために、精一杯の歓待をしてくれます。この日も彼らにとっては高価であろうスイカをわざわざ買ってくれ、地元独特の蒸しパンのようなものと一緒に出してくれて、食べろ食べとと一生懸命に勧めてくれました。私はその時のスイカの甘さが、格別のものに 感じました。

われわれは最後日に蘭州市内に戻り、初日とは別の政府関係者も交え、再び活動についての意見交換を行いました。

中国では何かの活動を行う際には、中央政府、省、市、県レベルの理解と協力が必要となります。
われわれは今回の訪問で多くの関係者の方々とお会いし、彼らの環境に対する意識の高さと、エコカード基金への理解の深さをあらためて知り、今後われわれの活動が順調に進むことを確信いたしました。


       

日本はいろいろな問題を抱えているとはいえ、今では経済的に豊かになった事は明らかだと思います。
では一歩国外に出て、お隣の中国の事情はと言えば、今でも環境破壊が進んでおり、その修復が必要な状況です。
人々の暮らしは都市部では豊かになったとはいえ、地方に行くとまだまだ貧しく、勉強をしたくてもお金が無いため学校に行けない人、仕事をしたくても仕事が無いため職に就けない人が大勢います。

                

私は今回の活動現場の視察を通しこのような事実を、実際に自分の目で見てきた事で、エコカード基金の支援の重要性と必要性を強く感じました。

最後に、エコカード基金の会員の皆さまのご理解とご協力にあらためてお礼を申し上げると共に、今後とも温かいご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
この事務局レポートを通して、少しでもわれわれの活動をご理解頂ければ幸いに存じます。

レポーター:事務局理事 富沢


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