コスモ石油エコカード基金は、コスモ・ザ・カード・オーパス「エコ」、コスモ・ザ・カード・ハウス「エコ」のお客様から毎年お預かりする500円とコスモ石油グループからの寄付金を、環境保全活動を行うNPOなどに寄付することで、その活動をサポートしています。

「内モンゴル緑化」現地視察(2010/7/4〜5)

エコカード会員の皆さま ‘‘センべノー!!‘‘
これはモンゴル語で「こんにちは!!」という意味です。
 
7月の初旬に、私はエコカード基金の事務局代表として、「内モンゴル緑化プロジェクト」の活動現場を訪れ、活動内容を視察してまいりましたので、このコーナーを通じて、会員の皆さまに現地の状況をご報告したいと思います。
 
さて今回私は1.内モンゴルにおける沙漠化の実態把握 2.中学校に設置したサジーの苗木基地の視察 3.現地中学生への環境教育の現場に立ち会う、という3つの目的で現地を訪問しました。
 
本題に入る前に、ここで少しモンゴルの歴史についてお話をさせて頂きたいと思います。
われわれはモンゴルというと、真っ先に横綱の白鵬関の出身国である「モンゴル国」を思い浮かべますが、われわれのプロジェクトが実施されている場所は、中国国内の「内モンゴル自治区」になります。
 
モンゴルは、第二次世界大戦前はひとつの国でしたが、大戦後は3つに分かれ、白鵬関の出身国である「モンゴル国」、われわれの活動場所である「内モンゴル自治区」、更には現在のロシア領土内の「ブリヤート共和国」となりました。

さて本題に戻りますが、
初日に活動現場に着いての第一印象ですが、内モンゴルにおける環境破壊、すなわち沙漠化現象は想像以上に酷く、見渡す限り平坦な砂地が何百キロも地平線の先まで続いているという状況で
す。
 
             

      

現地出身の方のお話では、もともとこの地域は沙漠ではなく、樹木が生い茂り緑豊かな地域でしたが、1960年から70年代にかけて、伐採、農業開発による地下水利用、放牧が過度に行われた結果、今では当該地域の約8割が沙漠になってしまい、更には毎年7万haの沙漠化が進んでいるという、深刻な環境問題を抱えて いるとの事でした。
 
この環境破壊はわれわれ日本にも影響があります。
新たに沙漠化した地域の砂の粒子は非常に細かく、まるでベージュ色の小麦粉のようです。毎年春にはこれが黄砂として偏西風に乗って、3日〜4日で日本まで飛来し、悪影響をもたらしているという訳です。

             

さて現地における事態はもっと深刻です。
内モンゴルでは春になると黄砂が吹き荒れ、病院は黄砂による喘息や気管支炎の患者であふれかえるという事です。
時には呼吸困難で何十人もの死者が出るとの事なので、なんとかしてこの沙漠化現象をくい止めなければいけないという事になります。
 
またわれわれの活動場所であるこの地域は、世界銀行の定める貧困ライン(年収3万円)以下の収入で、その生活ぶりは想像以上に貧しく厳しいものです。

      

           

これら2つの問題を少しでも解消する意味で、われわれはプロジェクトパートナーと共に、経済価値の高いサジーを植林しております。
サジーとは、グミ科の一種であり、その実は、漢方薬や化粧品の原料として高く売ることが出来ます。
 
具体的には、現地の中学校にサジーの苗木基地を作り、中学生がその基地で苗木を育て、それを題材に中学生に環境教育を実施します。
次に3年ほど育てたサジーを本格的に沙漠に植林していきますが、その際に現地住民を巻き込み植林を行います。
サジーを植林することにより、沙漠化を防止すると同時に、サジーの実を販売することで、現地住民の収入増を図り、生活を少しでも改善してもらおうという訳です。
 
二日目にわれわれは通遼市にある「百興図(バイシントウ)中学」を訪れました。
この日は夏休みにも関わらず、男女12名の中学生が登校してきて、われわれを出迎えてくれました。

           

われわれは午前中、中学生と一緒にサジーを苗木基地に植えました。
中学生達は35度もの暑さの中、汗を流しながらサジーの苗木を一本一本丁寧に植えてくれました。

      

      

お昼になり、日本から持参した、「カレーライス」と「のり巻き」の材料を使い、昼食の準備を中学生と一緒に行いました。
彼らにとって日本の「のり巻き」をもちろんの事、「カレー」を見るのも食べるのも初めての事であり、大騒ぎをしながら一緒に準備をして、とても楽しい昼食をとりました。

      

      

午後になり、われわれはコスモ石油およびエコカード基金の支援で作成した教材を使い、中学生たちに環境教育を行いました。
中学生たちは熱心に話を聞いてくれました。環境教育を受けている時の中学生たちの真剣な「まなざし」は非常に印象的であり、われわれの心を強く打つものがありました。

      

      

      

この後、お別れ言い中学校を後にしたわけですが、二日間にわたる活動現場の訪問を通して、私はエコカード基金の支援金が有効に使われ、プロジェクトが順調に進んでいることを確認しました。
 
あのキラキラした純粋な眼をした中学生たちが、環境の大切さを学び、将来の内モンゴルを担う大人になっていくれることを私は願って止みません。
われわれの支援がその手助けになれば幸いである思いました。
 
エコカード会員の皆さまのご理解とご協力に感謝すると共に、今後もご支援を頂ければ幸いと存じます。

      

最後に‘‘バイシテ‘‘
これはモンゴル語で「さようなら」という意味です。
われわれ日本人は「バイ(バイ)して」と覚えれば簡単ですね(笑)。
 
P.S. 日本と内モンゴル関係者の皆さまの熱意と努力に敬意を表すると共に、
    今回の訪問に際して多大なるご協力を頂戴したことに感謝致します。
   ‘‘バイルラー‘‘(ありがとうございました。)

レポーター:事務局理事(富沢)

活動概要(内モンゴル緑化)

沙漠化が進んでいる中国の内モンゴル自治区において、経済的価値の高い沙棘(サジー)の植林に取り組んでいます。さらに現地の八仙筒中学校に沙棘植林基地を設置することで、現地の子どもたちの植林活動への参加と環境教育にも活用しています。

支援開始:2008年下期〜
プロジェクトパートナー:内モンゴル緑化の会

※詳細は、コスモ石油エコカード基金HPでご覧いただけます↓
http://www.cosmo-oil.co.jp/kankyo/eco/pro_nmg.html (PCサイトへリンクします)

             モンゴル_苗床作業.JPG

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